e-sportsの発展によって、国内で増加しているプロゲーマー。実は子供が将来なりたい職業の上位ランキングにもプロゲーマーが入ってくるほどです。今後もe-sportsの発展は期待できるジャンルなので、プロゲーマーが確実に増えてくるでしょう。
今回はそんなプロゲーマーになる方法や年収、メリット、デメリット等をご紹介していきます。
プロゲーマーとはどんな仕事!?
そもそもプロゲーマーとはどんな仕事なのでしょうか!?その名の通り、ゲームをプレイすることで生計を立てることができる職業なのですが、もう少し掘り下げてプロゲーマーの仕事をご紹介していこうと思います。
基本的に大会に出なければ給与はもらえない
プロゲーマーになった場合、基本的に大会に出場して結果を残す必要があります。プロゲーマーは、プロの世界で活動される仕事になるわけですから、大会の結果が一番重要ということです。
わかりやすく例えると、プロサッカー選手やプロ野球選手が試合に出場して結果を求められるのと同じことです。逆に結果を残さなければプロの世界で通用できない選手とされてしまい、契約の打ち切りになってしまいますよね!?
もちろん、プロゲーマーの世界でも常に結果を求められるので、大会の出場はもちろんのこと、その際に少しでも上位になることをコンスタントに求められる職業です。逆に結果を出すことができなければ、プロゲーマーとしての選手生命が危うくなってしまいます。
プロゲーミングチームに所属する
プロゲーマーなるということは、基本的にプロゲーミングチームに所属することになります。個人でプロゲーマー活動も可能ではあるのですが、最近はチーム戦による大会が増えているので、ほとんどの人がプロゲーミングチームに所属します。
プロゲーミングチームに所属することで、選手のマネジメントや活動環境の整備、またスポンサーからの出資等をチームが代行してくれます。そのため、選手は日々の練習と大会に集中することが出来るので、プロゲーミングチームに所属するはプロゲーマーにとって大きなメリットです。
ゲームをプレイしている動画を投稿・配信を行う
最近は動画サイトの普及が著しいこともあって、個人でゲーム関連の動画の投稿や配信を行うプロゲーマーも増えています。
とくにゲーム専用の配信サイト「Twitch」はプロゲーミングチームのスポンサーになっていることもあるので、Twitchでゲーム配信をしているプロゲーマーは多数います。Twitchでは、視聴者による投げ銭も可能なので、有名配信者になれば、1回の配信で数万円~数十万稼ぐ人もいるのだとか!?
しかし、「ゲームをプレイしている動画投稿や配信している=プロゲーマー」というわけではなく、当たり前ですが、アマチュアの方でも動画投稿や配信は行うことができます。自身のプレイスタイルがバレてしまうことを理由にプロゲーマーはあえて配信しない人もたくさんいるそうです。
そのため、プロゲーマーとしての知名度を上げることを目的に動画投稿や配信をするのは良いのですが、前提としてプロゲーマーは大会で結果を残すというのが一番重要です。
プロゲーマーになるためには!?
プロゲーマーの仕事について何となく理解していただけたはずですので、次はプロゲーマーになるための近道をご紹介します。本気でプロゲーマーを目指しているに必見の内容になっています。
ひたすらゲームをプレイする
プロゲーマーになるためには、ひたすらゲームをプレイすることが必須です。例えば、プロサッカー選手になるためにサッカーの練習をするのと同じように、プロゲーマーを目指しているのであれば、とにかくゲームをプレイすることが大切なのは何となく理解できますよね!?
言ってしまえば、集中力が少なく、長時間ゲームをプレイ困難だと、プロゲーマーになる素質は低いということになります。しかし、集中力自体はトレーニング等で高めることも可能ですし、ゲームのプレイ方法次第では時間を忘れてプレイすることができます。
また、自分に合ったゲームジャンルを探すことによって、モチベーションを高く維持することができるので、どのようなジャンルが自分に合っているのか見極めることも大切となってくるでしょう。
自分の弱点を見つけて改善する
とにかくゲームをプレイしていれば、プロゲーマーになれるのではなく、自分の弱点等を見つけてプレイの改善することが大切です。
そのためには、自分のプレイスタイルをしっかり把握することが重要となってきます。自分の良いポイントはしっかり活かして、弱点に関してはどのように改善していくのかしっかり考えましょう。
自分のプレイスタイルの意識と弱点を把握するだけで勝率が一気に上がるので、本気でプロゲーマーを目指している人は自分ができることから、挑戦してみてはいかがでしょうか!?
プロゲーマー育成の専門学校に通う
近年は、プロゲーマーを育成する専門学校があるそうです。もちろん、専門学校に通ったからといって、必ずプロゲーマーになれるというわけではありませんが、プロゲーマーとして活躍していた講師による指導を直接受けることができるので、ゲームスキルは確実に高くなるでしょう。
しかし、専門学校に通うためには多額の学費が必要です。単純に「ゲームがしたいから」という安易な理由で入学しても、プロゲーマーにはなることができず、高額な授業料を水に流して卒業となってしまいます。
そのため、プロゲーマー育成の専門学校に通う場合は、自分の目標や目的に見合うのかしっかり見極めてから入学を検討しましょう。
知名度を上げる
ゲームの技術面とは少しかけ離れていますが、自分自身の知名度を上げることもプロゲーマーでは必要なスキルです。しかし、知名度ばかり上げたところで、肝心のゲームスキルが低ければ、ファンも増えないので、知名度を上げるのはあくまでも補助的なスキルということを理解しておきましょう。
プロゲーマーになるメリット
自分が好きなことでお金を稼げる
プロゲーマーになる最大のメリットは”自分が好きなことでお金を稼げる”ということでしょう。自分が好きなことを仕事にできるのはとても魅力的なことですよね。
もちろん、誰もがなれるような職業ではないので、プロゲーマーになるためにはたくさん努力する必要があります。
結果次第では年収数千万円も可能!!
プロゲーマーとして、結果をしっかり残すことができれば、年収数千万円は夢の話ではありません。世界では賞金数億円規模の大会が開催されているので、大会での結果次第では普通に就職するよりもたくさん稼ぐことができます。
プロゲーマーになるデメリット
しっかり稼げるのは一握り
残念ながら、プロゲーマーでしっかり稼ぐことができるのは一握りです。ほとんどのプロゲーマーが最低基準の生活ができる給与となっているので、夢ばかり見すぎていると現実とは全然違うということになってしまうこともあるので気をつけてください。
国内大会では限界があるので、世界規模で活躍することが必須
e-sportsが発展段階である日本では、大会の賞金に制限が設けられています。そのため、世界規模で活躍することがプロゲーマーで求められるスキルなので、ある程度意欲的でないと継続することができない職業です。
海外で大会が開催される際は、飛行機に乗って海外の地で大会に出場しなければなりません。不慣れな環境の中でも一定のコンディションを維持することが重要となってきます。
一生プロゲーマーとして活動するのは難しい
プロゲーマーとして活動できるのは、10代後半から30代がピークとったところです。40代になると、体力面やスキルの面が衰えてしまうので、40代を過ぎてしまうとプロゲーマーとしての活動は難しくなります。
現役後にプロゲーマーを育成するコーチやアナリストとして活動できるキャリアパスがあればいいのですが、必ずしもプロゲーマーの世界に残れるわけではないので、他の仕事も考えておく必要があります。
プロゲーマーの給与/年収
プロゲーマーの給与に関しては、とにかく大会での結果次第となってしまいます。世界大会で上位の結果を残すことができれば、賞金数千万円~数億円は珍しくない話ですし、そうなれば年収数千万円~数億円というのは現実的な話になってきます。
しかし、とくに結果を残すことができず、プロゲーミングチームに所属しているだけとなると、月収20万円~30万円(年収300万円)というのが現実的な金額となってくるでしょう。
プロの世界ですから、結果が全てになってしまうので、とにかくお金を稼ぎたいのであれば、大会で結果を残すことができるように努力することが大切です。
プロゲーマーの世界に入るのも大変!!
プロゲーマーは、ゲームをプレイして簡単にお金を稼げる職業と思っている人も多いのですが、実際はプロゲーマーになること自体が大変な職業です。とくに日本はプロゲーマーの文化が乏しい地域ですので、現時点ではリスクが大きい職業と言えるでしょう。
そんな厳しい条件の中でも世界大会規模でしっかり結果を残すことができれば、年収数千万円という金額を稼ぐことは可能です。ぜひプロゲーマーになる夢を叶えて、世界大会で活躍できるプロゲーマーを目指してください。
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